龍王峡

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龍王峡は、大きく3つの区画に分けられます。

上流の紫龍ヶ渕は、2,200万年前の海底火山の爆発で安山岩が流れ出して形成されました。
紫龍ヶ渕の上に火山灰が体積して出来た青龍峡。
さらに、その上に白っぽい流紋岩が流出した白龍峡。

約2キロの探究路の中で、変化に富んだ渓谷の表情を楽しむことが出来ます。

白龍峡

虹見橋を過ぎると、両岸の岩々が白っぽい流紋岩から形成されています。白い渓谷には、かめ穴、流紋岩の割目などの景観を楽しめます。

  • 虹見の滝

    野沢からの清流が、晴れた日には陽光に輝き美しい虹を架け、虹見の滝となって鬼怒川に流れ落ちて行きます。

  • 竪琴の滝

    竪琴の弦のように清らかな水が幾筋にも分かれて流れていきます。

  • かめ穴

    まだ川底だった頃、穴になっている部分の岩質が、流されてきた石より柔らかかったため、渦巻きの流れの中で石が臼の働きをして造られたものです。

  • 流紋岩の割れ目

    海底火山から流出した鉱物を含む流紋岩を観察すると、白っぽく淡い色合いの石基に光沢のある長石や石英などが点在しています。

  • 龍王神社

    断崖の上に立つ龍王神社。鬼怒川・川治のふたつの温泉の守護神、御神体龍神像がまつられています。

青龍峡

むささび橋を過ぎるあたりから、岩の色は青っぽく変わっていきます。火山灰が堆積してできた緑色凝灰岩が両岸を多種多様な奇岩で彩っています。

  • 岩の原

    むささび橋から茶屋の対岸を望めば、そこだけ樹木が生えていない岩の広場が広がっています。立ち入る事は出来ますが、足元の動植物に注意して下さい。(マムシに注意)

  • 柱状節理

    散策路沿いに進んで行くと、突然材木を立てかけたような岩肌に出会います。地下のマグマが地表近くで冷却されて収縮してできたものです。六角形が特徴です。

  • 大観

    ここに立つと視界いっぱいに、さまざまな表情の岩々が広がり、渓谷の美しさを写真に撮らずにはいられません。

  • 兎はね

    緑色凝灰岩の分布する青龍峡の最上流にて、川幅4mくらいの狭い廊下状になっているため兎でも渡れるほど・・

  • 五光岩

    川床にある直径10mほどの岩塊が五光岩。火山灰が堆積してつくられる凝灰岩ででき、岩質が硬軟不均一のため流水による侵食によって、今の奇岩になりました。五光岩にまつわる伝説は、現地の案内看板を参照して下さい。

紫龍峡

海底火山 活動の初期に流出した紫がかった安山岩が、兎はねのあたりから少しずつ濃くなりながら、白岩付近まで続きます。

  • 白岩半島

    ここまでで満足したなら、白岩展望台に向かって坂道を登っていけば、白岩バス亭があります。
    あと残り3kmも進めば、渓谷の絶景を眺めながら入れる川原の露天岩風呂のある川治温泉です。心身共に満足感を得たいならば川治温泉までの道のりは遠くはありません。